メトロ



概要

バルセロナ市内にはくまなくメトロが通っており、どこへ行くにも貴重な移動手段となってくれます。

料金は全線均一、ラインも色で区別され、不案内な旅行者にとっても非常に分かりやすいです。また、車内も冷房が完備され、非常に快適です。
駅に関しては、古い路線と新しい路線で状態に激しく差がありますが、どの路線でも、清潔さと使いやすさでは問題ありません。
ぜひ、初めての方でも気軽に利用してみましょう。

余談ですが、最近バルセロナで新設された駅は、どれも近未来的な建築になっており、近年、世界的な評価を受けているビルバオのメトロへの対抗意識がモロに表れていて笑えます。

乗り方

普通のヨーロッパのメトロと同じです。

駅に入ると、必ず自動券売機がありますので、そこで希望のチケットを買ってください。かつては、正常に動く機械より壊れている機械のほうが多いことで有名だったのですが、最近は結構まともに動きますので、奮って利用しましょう。

切符の種類は多岐にわたりますが、1回だけ乗るなら「1回券」(Billete Sencillo)を、何度も乗るなら10回の回数券(T−10)を購入しましょう。1回券は1ユーロなのに、10回の回数券(T−10)はたったの6.65ユーロなので、できれば回数券を購入した方がよいと思います。

そして、改札に入るのですが、乗る方向によって改札が分かれていることも多いので、くれぐれも、今から入ろうとしている改札が、目当ての方向に行く列車のホームのものかよく確認してください。バルセロナっ子でもよく間違えます。

で、改札で刻印機に入れて刻印し、電車に乗ります。

ドアは、ほとんどが半手動なので、乗るときには自分でドアについている取っ手を引いて乗り、降りるときは、自分でドアの前にある取っ手を引いて外に出て下さい。これを忘れて、乗車時or降車時にドアの前のボーッと突っ立っていると、「おい!田舎モン、はよぉ開けろや!」と、大阪人並みの短気さでブチ切れられるので、くれぐれもお気をつけ下さい。

車内の治安

ズバリ
スリが多いです。

車内では、強盗やカツアゲ等暴力的な犯罪はまず起こらず、非常に平和な雰囲気なのですが、その雰囲気に乗じて、サラッとスリを行う集団がいます。特に、観光客の多い3号線(緑のライン)では多発しています。

スリ犯は、ドアの閉まる寸前にダッシュで車外に逃げ出すので、スリに遭うのは、タイミング的には「乗降車の際」場所的には「ドア付近」がほとんどです。よって、列車に乗る際、降りる際には最大限の注意を払い、ドアの付近にできるだけ立ち止まらないようにしましょう。日本人は、日本での列車マナーをそのまま適用するため、得てして少し混んでいたら座らず、ドア横にあるバーにつかまっていたりするのですが、そんな遠慮は無用です。車内では、できるだけ座るようにしてください。

ただ、空いている席を見つけても、その席の上にツバやコーラなどのトラップが仕掛けられていることがよくありますので、席が空いていてもある意味油断は禁物です。

と、いろいろ脅かしてはみましたが、基本的にバルセロナのメトロは99%安全です。これらの注意を頭の隅に入れたら、あとは気軽に利用してみてください。

運行時間

だいたい、以下のような感じです。

月〜木(祝日の前夜を除く)
日曜日・祭日
5:00h - 24:00h
金曜日・土曜日・祝日前夜 5:00h - 2:00h

ほとんどの日は、メトロは夜12時に終わります。

街は深夜まで活気があるにもかかわらず、メトロは結構早めに終わりますので、夜遊びの際にはお気をつけ下さい。

注意点

3号線は乗換えが大変

3号線(L3)は、旅行者にとって一番よく利用する機会のあるラインなのですが、このラインは「他の路線との乗換えが面倒くさい路線」として知られています。

このL3から他のラインに乗り換えるには、どの駅でも、最低5分〜10分も歩かねばなりません。特に、パセイジ・デ・グラシア駅の3号線〜4号線間の連絡通路は殺人的なまでに長く、もうキックボードか何かに乗って移動したくなるくらいです。

よって、3号線と他のラインとの乗り換えがある時には、時間の余裕を持って行動するようにしましょう。

メトロの駅の中には何もない

日本の地下鉄と違って、駅の中には何もありません。
売店は、Pl.Espanyaなどのごく一部の大きな駅にしかありませんし、どの駅にもトイレはありません。
食事・飲み物・トイレなどの生理的な現象に関しては、メトロに乗る前に済ませておいた方がベターでしょう。

物乞い

バルセロナに限らず、ヨーロッパのメトロの中には物乞いがよくやってきます。
メトロに乗っていると、彼らは、いきなり大声で演説を始めます。

「私は体が悪くて仕事につけず、妻は病気で寝込んでいます!神のご加護を求めて今日はここにやってきました!皆さん、もしよろしければ1ユーロでも私に与えてやってはくれませんでしょうかっ!?ポルファボォル!」


・・・その元気、別のところで使ったら?


と、思わず突っ込んでしまうほど、物凄い勢いの方々です。

他にも、アコーディオンを弾きつつ施しを求める老人、突然みなの前に跪いて露骨にお金を求めるおっちゃん、新聞"La Favola"を売るジプシー、その他ありとあらゆる種類の物乞いがメトロには出現します。

日本だったら、皆に無視されたあげく、警察を呼ばれてつまみだされるのが関の山ですが、そこはさすがカトリックの国、警察を呼ぶどころか、皆三々五々物乞いにお金をあげていきます。しかし、我々はただの旅行者。しかも、東洋人。彼らの行為につきあう必要はどこにもありません。気にせず無視しましょう。


その他、

「坂になっている駅では、停車中の電車が徐々に動いていくことが多い」

とか

「運転手(兼車掌)が、発車時に全く後方確認をしていない」

とか、どうしようもない欠点も多々あるのですが、これについては本当にどうしようもないので気にしないでおきましょう。







トップページに戻る 情報投稿お待ちしてます このサイトについて

(c) シトラス, 2002-.
All rights reserved by law, maybe.