バルセロナ・イベントカレンダー:7月〜12月

7月〜12月までのバルセロナのイベント情報です。
この中で、大規模な集客が見込まれるイベントは、イベント名を赤文字で記しています。

具体的な日程等については、それぞれイベント名などをヒントにグーグルなどでお調べ下さい。
また、祝祭日の日程については、saijitsu.netさんで確認できます。

「観光客動員力」は、完全にシトラスの私見なので、参考程度に考えて頂くとよいのですが、「★」4つ〜5つとしているものには、間違いなく爆発的な集客が見込まれます。よって、宿の手配が非常に困難になりますので、必ず事前に宿を予約しておくようにして下さい。

バルセロナは、ただでさえ観光客が大量に集まる都市なので、「まぁ、宿くらいなんとかなるだろ」とタカをくくっていると、本当に何ともならない事態になります。軽く見ないように、くれぐれもお気をつけ下さい。

なお、これらのイベントは、あくまで「毎年恒例となっているもの」であり、全て変更・中止される可能性を含んでいます。あくまで「参考程度」としてお使い下さい。

8月中旬 バルセロナ市長杯・フットボール大会
公式サイト  http://www.rcdespanyol.com/
観光客動員力
バルサのライバルチーム、RCDエスパニョールが主催するサッカーの大会です。常に権力側におもねる事で、保守層の人気を獲得してきたエスパニョールらしく、バックにはバルセロナ市がついています。

この大会自体は、あまり盛り上がりませんが、観光客の最も多い時期なので、宿の手配には十分注意しましょう。


8月15日 聖母昇天祭
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
スペイン全土の祝日です。
観光スポットが一部クローズします。

8月中旬〜下旬 グラシアのお祭り
公式サイト http://www.gracianet.org/
観光客動員力
市内西北部、グラシア地区で行われる、地元向けのお祭りです。「地元向け」といっても、かなり大規模なお祭りです。街角にさまざまな装飾が施されていて、歩いているだけでもかなり楽しいです。

 
(c) tsuruさん

グラシア地区に行くには、地下鉄3号線フォンタナ駅で降りて、カサ・ビセンスと反対方向にぶらぶら歩いてください。その辺りがグラシア地区です。カサ・ビセンス、グエル公園などから歩いていけるので、その辺りに行かれる方は、ぜひ一度お立ち寄り下さい。

8月下旬 ジョアン・ガンペール杯・フットボール大会
公式サイト  http://www.fcbarcelona.com/
観光客動員力
FCバルセロナの創設者、ジョアン(ハンス)・ガンペールを記念したサッカーの大会です。バルサが、ヨーロッパ各国の強豪チームをホームに招待する形で行われます。

試合のチケットは、カンプ・ノウのチケット窓口で入手できます。
試合直前でもチケットは余裕で入手できるので、チケットに関しての心配は無用です。

9月11日 カタルーニャの日
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
「国」でないのに、なぜか「Catalunya National Day」(Dia de Nacional de Catalunya)と銘打たれている記念日です。
バルセロナにとっては非常にめでたい日なので、
お店は基本的に全部閉まると思ってください。

ただ、
1年のうちでこの日1日限定で、カタルーニャ自治政府庁舎(サン・ジャウマ広場)が一般公開されます。ラッキーにもこの時期にバルセロナにいる方は、ぜひ足を運んでみてください。

<写真集>
この日の庁舎の公開に行かれたAsakoさんが写真をたくさん寄せてくださったので、写真集にして公開させて頂きます。Asakoさん、ありがとうございます☆
カタルーニャ市庁舎内部見学 写真集(2008/9/11)


9月20日〜23日 メルセ
公式サイト  http://www.bcn.es/merce/
観光客動員力 ★★★★★

バルセロナ最強のお祭りです。


この期間中には、市内全域でパフォーマンス、音楽演奏など様々なイベントが行われます。特に、旧市街の中を巨大なハリボテが練り歩くパフォーマンスが有名です。旧市街の中をぐるぐる練り歩くので、その辺りにいればどこでも見れますが、ランブラス通りで見るのが無難でしょう。


(c) mimi

そして、このメルセの目玉は、何といっても
カステーリェス!!!日本では、「人間の塔」として時々紹介されている、カタルーニャ地方の伝統的イベントです。


(c) miu

この「カステーリェス」は、旧市街の中心部にあるサン・ジャウマ広場で行われます。通常は、祭りのピークである24日(メルセの祭日)の昼12時から開始されます。
ただ、スケジュールには毎年若干の変動がありますので、ご覧になりたい方は、必ず現地の観光案内所で事前にお尋ね下さい。

<写真集>
読者の方から投稿して頂いたメルセの写真を、別ページにまとめてみました。どのようなものか知りたい方はぜひご覧下さい。
メルセの写真集


11月1日 諸聖人の日(万聖節)
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
祝日です。
観光スポットの中には、完全にクローズするところも多いのでお気をつけ下さい。

11月下旬〜12月25日 クリスマス・シーズン
公式サイト  ---
観光客動員力 ★★★
11月末から12月25日のクリスマス(Navidad, Nadal)にかけて、市内各地で、続々とクリスマスへのスタートアップが始まります。

まず、最も面白いのは、クリスマスのグッズを売る露店が立ち並ぶ「クリスマス市」でしょう。市内各地に市が立ちますが、大きなものは、カテドラル前とグランビア沿いに立ちます。覗いて周っているだけでも結構面白いので、観光のついでに覗いてみるとよいでhそう。

それと、市内各地の電飾も忘れることができません。
ランブラス通りはもちろん、グランビアやスペイン広場〜サンツ駅にかけての通りにも、ずらっと電飾が付けられます。これは、誰の目にもかなり綺麗です。ちょっとしたルミナリエ(ミレナリオ)気分です。

ランブラス通りを彩るたくさんの電飾



個人的には、
日本のイルミネーションイベントほど押し付けがましくないところが気に入ってます。

また、市内のお菓子屋さんでは、クリスマスを祝う特別なお菓子が販売される他、直前になると、クリスマスを祝うミサが行われたりして、ものすごくクリスマス気分が盛り上がります。

12月6日 憲法の日
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
祝日です。
観光スポットの中には、完全にクローズするところも多いのでお気をつけ下さい。

12月8日 聖母受胎告知の日
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
祝日です。
観光スポットの中には、完全にクローズするところも多いのでお気をつけ下さい。

12月25日 クリスマス
公式サイト  ---
観光客動員力 ---
祝日です。
観光スポットは軒並みクローズし、お店も多くが閉店します。

スペイン人は敬虔なカトリック教徒が多いので、クリスマスイブ〜クリスマス当日は、ほとんどの人が友人や家族など、内輪でひっそりと祝います。中には、街中に繰り出してくる集団もいますが、あくまで内輪ノリなので、旅行者がその雰囲気の中にいてもあまり面白くありません。
日本のように、不特定多数に向けたイベントなどは皆無、というか、本来は「家でひっそりと祈りながら過ごす日」なので、
まかり間違っても、街角のそこらじゅうで、日本のようなバカ騒ぎ・イベントをすることはありません。たまに間違ったアメリカ人が街中で騒いでますが。

ということで、クリスマスにバルセロナにいる観光客は、少し寂しい気分を味わうことになります

ま、日本のように、25日になって、道端で売れ残りのケーキを必死で売らされているお姉さんの姿を見ることもないので、よいことといえばよいことかもしれませんが。

そんなこんなで、日本的な「クリスマス気分」を味わいたい方は、バカ騒ぎの起こるパリやロンドンに行かれることをお勧めします。

12月31日 大晦日〜新年
公式サイト  ---
観光客動員力 ★★★
大晦日の夜は、カタルーニャ広場に大勢の人々が集合し、誰からともなくカウントダウンが行われます。そして、年が明けると同時に、シャンパンを栓をあけ、ぶどうを食べてお祝いします。(この時の「ぶどう」は、節分のときの「マメ」みたいなもので、伝統的な風習です。)
その後、飲み終わったシャンパンのビンを広場の中心部に投げ込んだりして、お祝い気分を盛り上げます。

ただ、大晦日〜新年は、広場周辺は若者でごった返すので、若干治安が悪くなります。また、暗い中で大勢の人がひしめきあうので、それに乗じてスリ・ひったくりもたくさん現れます。身の回りには、くれぐれもお気をつけ下さい。

ま、全体的に見て、新年のカウントダウンは、「クリスマス」よりはよほど楽しめるイベントだと思います。

で、新年以降なんですが、上にも書いたとおり、1月6日まではまだ「クリスマス」気分を引きずっているので、街中は平常状態とはいえません。
旅行者が気になる、お店や観光地の営業時間・営業日などは、実質的に
そのお店・観光地の主観的な判断次第なので、一概に言うことはできません。普通に営業しているところが多いですが、営業時間を短縮しているところや、そもそも開く気がないところもあります。

あ、ガイドブックには、この年末年始に関して「何時〜何時まで営業」とか「何日〜何日まで営業」とか書いてあるところもありますが、スペインにおいて、そんな過去のデータに頼って生きていけるのなら苦労はありません。
年末年始にバルセロナにお出かけになるのなら、ガイドブックやHP等の過去の情報はあまり頼りせず、「開いているところに行く」程度の軽い気構えでおられた方が無難だと思います。

●2003年3月:バイラさん●
2002年末の大晦日のカウントダウンに参加しました。海外での年越しは初めてだったので旅行前から楽しみにしていました。

31日の夕方は、買い物をしてからホテルに戻り、ちょっと一休みのつもりでベットに横になりました。すると、11時半すぎまで眠ってしまい!!!慌てて起きて、目の前のカタルーニャ広場へ行くと、既に人でいっぱいでした。みんな葡萄とシャンパンを持っており、既にすごい熱気で、その中を私はデジカメで撮影していました。私は寝起きは良くないほうなので、その後デジカメを手にぶら下げたままボーっと立っていたら、突然身体を引っ張られ、気づいたらマグレブ系の人がデジカメを引っ張っていて、ストラップからブチ切られ、そのまま人ごみの中を物凄い勢いで逃げて行きました。
あっという間の出来事でした。
そして、友達もコートのポケットの中を探られていました。

辺りは暗くて、周りに誰がいるのかほとんど把握出来ていなかったので、隣に怪しげな人がいたのに気づかず、手にデジカメをぶら下げていたのがいけなかったと思います。

●2003年12月:だぶさん●
私が経験した年末年始のバルセロナをちょこっと書かせていただこうかと思います。

★2002/12/31★
@グエル邸・・・アマトリェールのインフォメーション(すっごく親切!)にてすぐ行くように言われ、予定変更で早速向かう。11時頃着いたのかな?13時頃の予約ができました。朝一で行くと良いかもしれませんね。

Aカサ・ミラ・・・15時頃到着。大行列。18時頃は空いてました。が、屋上からの眺めはすでに「夜景」です。そして寒いかも。

Bサグラダ・ファミリア・・・15時半頃着。2時間程滞在。EV&階段共大行列の為断念。1日でも午前中はやってるようなので2日かかって見ることを決意。展示物等見るだけでも2時間では足りなかった。

Cカウントダウン・・・おとなしくホテルに戻っていました。旅行会社の担当者がたまたま前年の年末年始バルセロナを訪れ(添乗員として)、ケガをしたり財布を取られたりという旅行客がいて大変危険だったとの話をしていたので・・・。

★2003/1/1★
@サグラダ・ファミリア・・・午前中だけ開いてました。朝早かったので、のんびりみることができました。ただ階段はガラガラで怖いなぁ・・・って思っていたら、日本人の団体客が来たので心強かったです。

Aコロニア・グエル教会・・・確か15時頃着いたのですが閉まっていました。柵があるので近寄れません。眺めるだけで残念でした。

B食事・・・ガイドブックに載っている良さ気なお店は閉まっていたので適当な店に入ったのですが、表で見せてもらったメニュー表と店内でもらったメニュー表の金額が違かった!もちろん店内のが高い!!!文句を言ったら変えてくれましたが・・・。ハッキリ言って、1日と言えどもマックやケンタにしとけば良かった!と後悔した位でした。




この他、バルセロナでは数多くの展示会・見本市・学術会議が行われます。ほとんどは専門家・専門業者向けのイベントですが、少し大きめのイベントになると、それだけで市内の宿が一気に大混雑したりします。

で、そのイベントの開催を知らない旅行者だと、「オフシーズンなのに、なんで宿はどこも満杯なの!?」というパニック状態に陥ったりします。

これらのイベントのうち、ほとんどはFira Barcelonaという会場で行われますので、念には念を入れるなら、Fira Barcelonaのサイトや、スペイン大使館商務部のサイトで、それらの開催スケジュールをチェックしておいてもいいかもしれません。




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