カルドナのパラドール

(公式サイトはこちら

(c) うめこさん

バルセロナから一番近いパラドール(古城ホテル)です。

パラドールは、日本語で「古城ホテル」と訳されているだけあって、かなりリッチな趣があり、通常は、本当にリッチな人々が宿泊するところです。
しかし、このカルドナのパラドールに関しては、普通の部屋で1泊1万円前後、スイートでも1泊2万〜3万円程度と、「普通の人でも手の届く範囲の贅沢」を提供してくれています。全土的に見ても、かなりリーズナブルな価格のパラドールです。

それでいて、このパラドールは、本物の中世のお城を転用したもので、格調と雰囲気に関しては申し分ありません。お城の横にも、ロマネスク様式の教会があったりして、気分を盛り上げてくれます。
また、丘の上にあるお城なので、パラドールからはマンレサの町が見下ろせて、とっても気持ちがいいです。

ということで、全ての宿泊とは言いませんが、少しだけ懐に余裕があるなら、1泊くらいここに泊まってみられてはいかがでしょうか?
最高の一夜になるかもしれませんよ。


アクセス

このパラドールへ行くには、基本的にクルマになります。とにかくイナカ町なだけに、車がなければ、なかなか移動しづらいです。
公共交通機関で行くなら、カタルーニャ鉄道(FGC)でスペイン広場からManresa Baixadol(マンレサ・バイシャドール)駅まで行き、そこからタクシーを使うのが最もお勧めです。

マンレサ行きのFGCの列車

(c) ルグリさん

バルセロナからカルドナの町へ行くバスもあるのですが、このバスだと、バスの終点(カルドナの町)からパラドールまで、かなりの距離を歩かねばならないので、あまりお勧めできません。

マンレサ駅からカルドナのパラドールまでのタクシー代は、およそ30ユーロほどです。

※このパラドールに泊まったうめこさんから、たくさん写真を送って頂きました。キレイな写真ばかりで、取捨選択するのは勿体無いので、別ページに「写真集」としてまとめてみました。興味のある方は、ぜひ一度ご覧下さい。

うめこさん提供の「カルドナのパラドール」写真集へ

●2003年9月:うめこさん●
マンレッサ行きのレンフェに乗りました。
終点のマンレッサで降り、そこからタクシーで行きました。
マンレッサ行きのレンフェですが、通常ならサンツ駅やカタルーニャ駅から乗ると思いますが、私は、Barcelona-St.Andreu Arenal駅から乗りました。この駅に行くには、地下鉄1号線のFabla i puig駅まで行き、地上に出ると、すぐ目の前にあります。この駅は、とても小さな駅なので、迷うこともなく、切符もすぐに買うことができ、非常に分りやすかったです。ここからManresaまで片道3.45ユーロでした。人もあまりいないので、スリや引ったくりの危険性も少なく、駅構内に1店だけある小さなカフェでサンドイッチを食べて電車が来るのを待ちました。マンレッサ行きはだいたい一時間に2本ぐらいありますので、適当な時間に行っても大丈夫だと思います。この駅からだと、一時間ぐらいで到着します。

パラドールの予約ですが、日本から直接電話で予約しました。英語でOKです。直前だったのですが、スイート(3室のみ)が157.10ユーロで1部屋だけ空いていました。部屋はとても広く、ベットも天蓋付でとてもロマンチックでした。家具はアンティークでまとめられています。広すぎて淋しい感じもしたので、普通のツインでも充分素敵だと思います。

マンレッサ行きのレンフェは最初は混んでいますが、途中からお客さんがみんな降りてしまい、少し恐い感じがしますが、車内には音楽が流れ、時々アコーディオン弾きが表れたり(メトロでもみかける)、車窓からの眺めも素晴らしく、モンセラットの山々も途中で見ることができました。

駅に着くとバルセロナとは全く別世界ののんびりした雰囲気です。タクシーも市内に3台しかいないらしく、待てども待てどもやってきません。一台だけ通ったタクシーを停めると、乗客中でしたが、運転手の方が他のタクシーを無線で呼んでくれて無事にたどり着けました。タクシーもなわばりがあるらしく、町中専用と、長距離に別れているみたいです。140キロぐらいのスピードを出すので恐かったですが、30分ぐらいで到着しました。だいたいマンレッサから30ユーロ弱だったと思います。(トランクの荷物も含めて)

パラドールは、高台になっていて、眺めがとてもいいので、早めにチェックインし、カフェでお茶をしたり、お城の中を探索すると楽しいです。夜は周りは真っ暗になりますが、高台から町並みを見下ろすと夜景がとてもきれいです。夜はとても寒くなるので、何か羽織るものを持っていった方がいいと思います。夕日や朝日を眺めるのもおすすめです。

レストランは、「カタルーニャの郷土料理がとてもおいしい」とガイドブックなどに書いてありましたが、個人的にはいまいちでした。あまり、日本人の口にはあわないかもしれません。ただし、レストランの雰囲気はとてもいいので、それだけでも楽しいです。泊まっているお客さんは、特に予約なしで入れるとのことでした。パラドールの中には売店など一切ないので、ミネラルウォーターなど荷物にならなければ持っていってもいいと思います。部屋のミニバーのミネラルウォーターは、小さいペッボトルで1.5ユーロぐらいしました。
夜にお城内を探索すると、とても不気味で恐い(楽しい)です。こういう雰囲にはなかなか味わえないと思いますのでいい体験になりました。本当に普通のホテルとは全然違って別世界です。

パラドール内に石で出来た大きな教会がありますが、ここは何故かパラドールの管轄ではないらしく、別の牧師さんがいらっしゃいますので、その方に見学料(忘れましたが、そんなに高くありません)を払って中を見せて貰います。とても重厚な感じの教会なので、入ってみる価値はあります。

●2003年11月:こはさん●
(事前に予約した際)ツインの空きがなく、スイート(セミスイート?)の402号室。天蓋つきベッドで、ツインの料金に50.28ユーロ追加で泊まれました。

当日は、空港からシトラスさんに教えてもらった安全ルートで行きました。
まず、バルセロナ空港を出て、空港沿いに左手に歩いていくとすぐに陸橋があります。それを渡ったところがセルカニアス(国鉄近郊線)の乗り場。平日でおおむね1時間に2本あります。
空港からマンレサまでは片道3.45ユーロ(2003年11月現在)。
直行の列車はないので、カタルーニャ広場駅で一度降り、同じそのホームへ来るマンレサ行きへ乗り換えます。やはり30分に一本くらいですが、接続が良く、7分くらいの待ち時間でした。なお、カタルーニャ駅の、ホームから出口へ向かう登り階段のところに、電光掲示板で次に来る列車の案内が出ています。複数の路線が乗り入れているので注意して下さい。

マンレサにだいぶ近づくころ、モンセラットの山並み(多分)が左手に見えます。
行きのタクシーは31ユーロ、帰りは白タク(パラドールで呼んでもらったのですが、ご近所の若奥さんが自家用車でって感じでした)で35ユーロ。トランクには荷物一個。
マンレサの駅にタクシーは2台待機していました。こちらのページで台数が少ないと出ていたので、さっさか歩いて乗りました。結構昇降客や大荷物の人がいるので、早いもの勝ちです。だめならパラドールに電話すれば呼んでもらえるそうです。ちなみに、行きも帰りも列車内で生演奏つきでした(物乞いの人と思われる。別口で、手書きカードを配って喜捨を乞う人もいました)

2泊とも、別々の団体さんとご一緒だったので、お食事がちょっと騒がしかったです。なお、カルドナのパラドールのパエリャはとっても量が多いです。日本人の感覚で3人前は楽にありそう。同じパエリャでも、パスタのパエリャだと量も一人分くらいで、味も雑炊のような優しい味なので、疲れた胃の方には大変おすすめです。

パラドールを下って、バス停のあるところを左に道なりにいくと5分くらいでスーパーがあります。お水は1.5Lで0.42ユーロ。バーゲンでカヴァが2.79ユーロでした。

帰りは、タクシーはパラドールで呼んでもらった白タク?(ご近所の若奥様が自家用車でって感じでした)でマンレサ駅まで35ユーロ。
バルセロナ市内へは、サンツやカタルーニャ駅を避け、サンツ駅の一駅先のL'hospitalet de llobregat駅(オスピターレ・デ・ジョブレガ)で降りて、タクシーで新市街のホテルへ向かいました。(※マンレサ駅から乗り換えなしです)
オスピターレ駅は、地上にある小さな駅で、明るくて安心でしたよ(これまたシトラスさんに教えていただきました。ありがとうございます!!)。



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