まずは、「スペイン」に関してみてみましょう。 日本の外務省が運営している「海外安全ホームページ」よると、2003年度にヨーロッパの日本大使館が取り扱った、日本人の犯罪・事故被害の届出件数は以下のようになっています。
となっています。 これを、各国別にエディットし直してみると・・・
あれ・・・? スペインって、圧倒的に4位じゃないですか・・・。 しかも、メダルには全く届きそうにありません。 まさか、スペインだけ、泣き寝入りする犯罪の被害者が多い訳は無いので、届け出をしない人々の数を含めても、犯罪被害件数の順位は、およそこの通りになるだろうと思われます。 ※もちろん、賢明な皆さんならお気付きでしょうが、日本からスペインへの旅行者数は、イギリスやフランスなどと比べて遥かに少いです。よって、分母が少ない分「被害に遭う割合」は確かに高いかもしれません。しかし、少なくとも「ヨーロッパの中でもスペインはズバ抜けて危険」というステレオタイプなイメージは、根拠の乏しい風説であることは分かると思います。 いくら旅行者数が多いとはいえ、イギリス(特にロンドン)ではスペインの倍以上の犯罪被害があるのです。 ちなみに、2001年度の数字と比べてみると、
残念ながら、TOP3にどんどん引き離されてしまっています。 恐らく、今後は、もっと差が開いていくことでしょう。 それでは、次に、スペイン国内の状況を見てみましょう。 まず、首都マドリーに「大使館」が置かれています。ここに届けられる犯罪被害は、ほぼ大部分がマドリーのもの、後はセビリャ、グラナダなど、地方都市のものも含まれます。 それに加えて、バルセロナには、「総領事館」が置かれています。ここの届けられる犯罪被害は、ほぼ全てがバルセロナでのものです。 そのような前提で、2003年度の、各館への犯罪被害の件数をまとめてみると、このようになります。
という訳で、件数自体は、マドリーとバルセロナで、ほぼ同等であると考えられます。しかし、ご覧になって分かるとおり、両都市の間には決定的な差があります。 それは、 マドリー:首絞め強盗を含む、強盗の被害が多い。 バルセロナ:置き引き、スリ、車上荒らしなどが多い。 という点です。 マドリーのことはさておき、バルセロナに関しては、置き引き、スリなど、「注意していればほぼ100%防げる犯罪」の割合が高いのが、よくお分かりになるかと思います。(その注意事項については、次ページに詳しく記載しています。) 実際、このサイトを読まれた方や、ツアー旅行者の方は、ほとんど何の被害も遭わず帰って来られているので、これが「危ない」状態だとは、とても思えません。 最後に、「バルセロナ=安全」という結論に、ダメ押しをしておきましょう。 このサイトには、「情報投稿フォーム」というのがあり、バルセロナに行ってこられた方々に、バルセロナについての生の感想を送って頂いています。そして、その中で「バルセロナを危ないと思いましたか?」という質問をしています。 このアンケート結果の2004年度分を、一覧表にまとめてみました。
※比率は、小数点第1位以下を四捨五入しています。 「少しだけ危ない」と思った人は、105人中18人、積極的に「危ない」と思った人は、たった1人です。 一方、危ないと思わなかった人は、105人中86人(82%)。多分、東京や大阪の繁華街に行った外国人に聞いても、これくらいの数字になるような気がします。 ということで、ここからも、バルセロナが安全であることが追認できます。 ・・・もうこの辺でOKですか? シトラスには、どこをどう見てもそんなに危険とは思えないのですが。 「バルセロナ=危険」「バルセロナ=首絞め強盗」とかいう、まるで「日本=禅」みたいなイメージを持ってる方は、いい加減捨てた方がいいかと思います。 といっても、世の中には、まだまだ新しい知識の無い、かつての常識だけで物を語る武士さんがたくさんいますので、そういう人を見かけたら、ポンと肩を叩き、「時代は変わったよ。」と優しく声を掛けてあげましょう。 ※注意1:マドリーについて マドリーのことはあまり触れませんが、マドリーも、もう相当に安全になってます。数年前には、少し強盗が多かったのですが、2003年くらいから大幅に警察官が増員され始めたため、状況は劇的に改善してきています。 現に、マドリーの日本人宿「アルボル・デル・ハポン」のオーナーに話を伺ったところ、 「2003年から現在まで、うちの宿泊者の犯罪被害は、一切ゼロ!」 ということでした。 付け加えて、「こんなことは、安全だった90年代前半でもなかった。こんなのありえないよ!考えられない。」と何度も言っていました。ということで、マドリーに行く用事があっても、気にせず向かわれればいいかと思います。 ちなみに、この宿「アルボル・デル・ハポン」に泊まると、オーナーが直々に「治安」「自衛対策」「行動範囲」などについて細かくレクチャーしてくれるので、宿泊者の被害が無いのは、このせいもあると思います。 マドリーに行く方がおられれば、この「アルボル・デル・ハポン」に泊まってみるのもいいかもしれません。シトラスは、自信を持ってお勧めします。 「アルボル・デル・ハポン」の紹介ページへ ※注意2:その他の地域について かつて、マドリーやバルセロナで首絞め強盗を働いていた人々は、どうしてるかというと・・・どうやら、他の観光都市に移動していっているようです。具体的には、セビリャやグラナダなど、被害が出始めているということです。(外務省:「海外安全ホームページ」より) 今後、観光客の多いアンダルシアの町へ行かれる皆さん、安全には十分な注意を払うようにして下さいね。 「第2章〜バルセロナ防犯10ヶ条+1」へ 戻る |
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